

じいこ。
為替って上がったり下がったりするもんだよな。
どうして損切りが大切なのさ?

どういうこと?

つまり、上がったり下がったりするのなら、価格が逆方向に行ってもいつかは戻ってくるってことだぜ。
それならわざわざ損失を確定しなくても待っていればいいのじゃないのか。
損切りするから負けるんじゃないかって思ってしまうぜ。

そうだな。
でも、価格が戻るのが下手すると何年もかかことになるかもしれないぞ。
それに、FXはレバレッジをかけているから、相場が逆方向に大きく動くと資金を全部失うことになるんだぜ。

それは分かるぜ。
でもそんな大相場は年に何回もないはずだぜ。

気持ちは分かるけど、そんな大相場が年に一回でもあるんなら絶対損切りはするべきだぜ。
FXは確率のゲームだぜ。
10回うまくいっても1回の失敗があれば資金を全部失うことになるんだぜ。
ロシアンルーレットを何回もすればいずれは・・・・
って話だぜ。
損切りとは 損切りの重要性
FX取引において、損切りは非常に重要です。
「損切りしたけど結局価格が戻ってきた。損切りしなければよかった。」という経験はだれでもあるはずです。
しかし、価格が戻って来なくてそのまま逆方向に突き進んでいれば損失はもっと拡大していたはずです。
FXにおいて損切りは損失を最小限に抑えるための重要な行為なのです。
損切りの重要性
損失を最小限に抑えるために損切りは重要

損切りの重要性は理解できたな。
ところで損切りって何なのか答えることが出来るかな。

損切りは損切りだぜ。
ポジションを持って、そのポジションがマイナスになって損失を確定することだろ。

50点だな。
損切りとは、相場を分析してエントリーしたあと、その分析とは違った動きをした場合にポジションを閉じることを言うんだ。
だから、例えばポジションがマイナスになっていなくても損切りということもあるぜ。
損切りとは
相場が分析とは違う動きをした場合にポジションを閉じること
損切りの難しさ
特にFX初心者は損切りが出来ません。
価格がまた戻ってくる可能性があるからです。
でもFXは確率のゲームです。価格が戻ってくる可能性とともに価格が突き進んでいく可能性もあります。
どこかで切らないと、資金がどんどん無くなっていきます。
年に数回は大相場があります。
損切りをせずにナンピンを続けているその時こそ大相場なのかもしれないのです。

損切りができないのは、動物の本能でもあるかもしれないぜ。
野生の世界では、せっかく獲った獲物を損切ると次に獲物にあずかれないかもしれないからな。

野性と比べるとFXは人間が作り出したゲーム
大口はいかに人のウラをかいて人を出し抜いて儲けようと考えている。
それに対抗するためには自分のマインドを変えなければならないんだな。
特に初心者は経験を積む必要があるな。
下は、ある日の私のスキャルピングのトレード結果の一部です。

〇印は他のトレードと比べて明らかにケタが違います。
この日の収益はトントンでした。
この〇印は損切りを躊躇した結果、ずるずると損失が拡大した結果です。
二つ目の〇印については、
通常私はエントリーと同時に10pipsの損切り注文を発注するのですが13pipsです。
すべったのではなく、損切り幅をずらしているのです。
もしこの二つも他と同じように損切りが出来ていればこの日の収益はプラスで終われたはずです。
損切りの置き方~考え方

リロは損切りはどうやっておいてるんだ?

あらかじめ10pipsと決めて同時発注しているぞ。
ただ、10pipsまで待つことはあまりなくて、その前に手仕舞うのがほとんどだぜ。

リロは高速スキャルピングをするんだったな。
どうやって手仕舞うんだ?

利確が通常2,3pipsだから、それと同等の損失が出た場合だな。

リロの勝率は60%か。
それなら利益が出そうだな。
このように損切りをリスク&リワードで考えて置くという方法があります。
いくら勝率が高くても、一回の損失が大きければそれだけで利益が全部無くなってしまいます。
リスク&リワードはこの一回の損失を小さくして利益を守るという考え方です。
損切りでまず考えるべきことは、リスク&リワードです。
自分の勝率に対して一回の損失をどこまで抑えるといいのかを考えます。


あとはエントリーの場所だな。
高速スキャルピングのように同じポイントで何回もトレードするならともかく、通常は一つのポイントでするトレードは一回だけではないだろうか。
そうすると、損切りポイントは相場が反転するところ若しくは相場が分析した方向にいかなくなったと考えられるところになるよな。

なるほど。
そうするといくら、相場が大きく上昇もしくは下落するぞって思っても、そのポイントまでの距離が遠い、つまり損切り幅が広いとエントリーしてはだめだということだな。

損切りは利益を守るために損失を最小限に抑える行動です。
トレードにおいては、利益に目がいきがちですが、まずは損切りから考えること、勝つと思わず、敗けない闘い方を身につけることが大切です。
まとめ
ここまで損切りについて解説してきました。
「結局価格が戻ってきて損切りしなくてもよかった」ということはよくあることですが、相場は確率です。
一つ一つのトレードではなく、全体としての利益を考えるようにしなければなりません。
とはいえ、逆に損失を最小限に抑えるため決めていたポイントよりはるか手前で損切りすることもよくありません。
損切りのポイントは、分析とおり相場が動く見込みがなくなった時です。
早すぎる損切りは、おそらくまだそのポイントに到達しておらず、損切りしたあとで相場が分析通りすすむ可能性が高いでしょう。

損切りは非常に神経を使う行動だぜ。
トレードに疲れると、損切りの判断が甘くなるから気を付けよう。