
こんにちは。
FX最上級者向けと言われる高速スキャル。
この手法を身につけるべく、目下健闘中のFXトレーダーじいこです。
約一カ月やって来て、とりあえずこれで検証して行こうという手法を一つピックアップしましたのでご紹介します。
あと、高速スキャルなので、海外口座ではスプレッドが広すぎてかなりの不利。
それで国内口座を選びましたが、ちょっと気付いたことがあります。
この記事ではそのへんについても解説していきます。
ぜひ、皆さんの参考にしてみて下さい。
俺の手法
まず、一カ月やってみてピックアップした私の手法を解説します。
なお、「スキャルピングとは何ぞや」って初心者の方は、下の記事を参考にして下さい。
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スキャルピングとは~特徴とメリット、デメリットを解説
スキャルピングとは スキャルピングとは、FXトレード手法の一つ。 エントリーから決済取引までを数秒から数分単位で行う超短期の取引のことを言う。 ちなみにFXトレード手法は下の表のとおり。 トレード手法 ...
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では手法です。
俺の手法
〇 エントリーは抵抗線での逆張りと抵抗線を抜けてすぐの順張り
〇 損切りと利確はいずれも1.5~3pips
〇 特に損切りは3pipsを厳守すること
順番に説明します。
エントリーは抵抗線での逆張りと抵抗線を抜けてすぐの順張り
まずチャートを見て抵抗線を探します。
そして分析します。
下のようにトレンドライン、水平線などいろいろ引いて抵抗線をピックアップします。

このチャートではとりあえず上の二本と安値を切り上げているトレンドラインが本命です。
そして、ロングで入るか、ショートで入るかを検討します。
このチャート場合は高値と安値を切り上げていっているのでロング目線です。
では、まず抵抗線での逆張りについてです。
~抵抗線での逆張り~
これは抵抗線をバックに出来るだけ引きつけてエントリーし、目標pipsで利確するを繰り返します。
下は、黄線がエントリーポイント、青線が利確ポイントです。
次にラインを割り込んだ場合です。
~抵抗線を抜けてすぐの順張り~
抜ければすぐにショートします。乗り遅れればスルーです。
乗り遅れた場合、突っ込んだあとの反発で損切りとなってしまうからです。
スルーしても再び戻りを待てばいいだけのことです。
ただし、今回のチャートではその下にまだ二つ水平線があり、トレンドもロング目線なのでショートは見送りです。(実際私は、ここでロングしています)

上のチャートの続きです。

見事に跳ね返されています。
ちなみにロングはどうなったのかというと、エントリー地点から最大4pips逆行していますので損切りしています。
損切りと利確はいずれも1.5~3pips
スキャルピングは回転が命です。
小さな利益を積み重ねる必要があります。
利が乗れば小まめに利食い、損失が出れば小まめに損切りして回転させます。
しかし実際は次のような理由でついポジションを長く持ってしまいがちです。
ポジションを長く持ってしまう理由
〇 大きく利を伸ばせる可能性がある(大きく動くかもしれない)。
〇 含み損となっているが、価格が戻ってチャラ若しくは利益になる可能性がある(損せずにすむかもしれない)。
例えばポジションを1時間握った場合、その間の十数回ものトレードチャンスを逃します。
1pipsの利益を10回繰り返せば10pipsです。
ただ、利は伸ばせるなら伸ばしてもいいかもしれません。
損切りは3pips以内を厳守する
私は10pipsの損切りをエントリー時に同時注文しています。
相場の急変に備えるためです。
ただ、肌感覚ですが、5pipsくらいの含み損を握った場合、大体10pipsの損切りがつきます。
逆に、利確は1pipsくらいで早めです。
そうすると、10連勝しても、その後の1敗でチャラです。
このような理由から損切りは3pips以内としました。
損切りを狭めると当然、勝率は下がります。
また、相場がぶれて損切られてから思った方向に価格が進んで行くという事もよくあります。
しかし、継続的に利益を上げていくには今のところこの方法が最善だと思っています。

スキャルの一番の的はドカンとやられること。
こつこつ積み重ねた利益を一発で持っていかれると精神的苦痛が大きく、その後のトレードに大きく影響してしまう。
今後の課題
7月中、高速スキャルピングを検証してきました。
この間で気づいたことは下の通りです
気づいたこと
〇 損小利大は非常に難しい
〇 1分足の小さな動きの観察が、大きな流れの予測につながる
損小利大は非常に難しい
初めた当初は、ロットを3つに分けてエントリーをし、逆行すればナンピン、利が乗ればすぐに利食うスタイルでした。
この手法は勝率は高いのですが、損切り額が大きく、利益が少ないいわゆる損大利小となります。

つまり、一回のやられでそれまでの利益の大部分を失うことになります。
このため、ナンピンはせず、初めから最大レバレッジでのトレードに変更しました。
しかし、そうすると今度は当然勝率が下がります。負けが多くなり、負けを認めたくなくなり、損切りが出来ずに含み損を抱えてしまうようになりました。この含み損のいくつかは毎回同時注文している最大損失10pipsにかかりました。
一日の収支を分析した結果、結局この最大損失が大きく足を引っ張っていることが分かりました。
ただ、そう分かってはいても、待てば損失を確定しなくてよい可能性がある限り、人間はそちらにかけてしまいがちです。
また、逆に利益についても、待てば利益を失ってしまうかもしれない限り、早目の利確になりがちです。
これは生き物の本能なのだと思います。
そしてこの考えを切り替えるのは非常に難しく特別なトレーニングが必要ではないだろうかと考えています。
1分足の小さな動きの観察が大きな流れの予測につながる
ずっとスキャルピングで小さな動きを追っていると、今、その時点での売り買いの強さが分かるようになってきます。
さらに、そこから「大きな流れがどちらに向かおうとしているか」売り買いの強弱や勢いで分かるようになってきます。
感覚的なものですので、具体的に説明が出来ないのですが、分かるようになってきます。
今後の課題
さて、最後に今後の課題です。
今後の課題
〇 トレンド相場でのエントリーポイントの選別
〇 数ピップスのスキャルがトレードとして成り立つのか
まずは、エントリーポイントの選別についてです。
レンジ相場ではレンジの上下でエントリーするとよいですが、トレンド相場ではそうはいきません。
押し目である安値は切り上がりますし、数pipsの勝負では、勢いについて行こうにも、一瞬の反発で損切りとなります。
かといって押し目の底を形成するのを待っていては回転させることが出来ません。
この点について、今後検証課題としたいと思っています。
次に数ピップスのスキャルがトレードして成り立つのかということについてです。
まずスプレッドの問題があります。
国内業者は、スプレッド0.2銭とかうたっていますが、値動きが荒くなるとしょっちゅう1銭以上に変わります。
ちなみに日銀政策金利発表で相場上下2,3円乱高下した時は最大15ピップスになりました。
さらに付け足すと、この時はレートが固まってしまい、私は利益が出ていましたが決済出来ず、結局逆に大きく動き出して損切りさせられました
これではトレード出来ません。
また、数ピップスのいわゆる機微(きび)を見るとトレードは、価格のわずかなブレでも損失を被ります。
そこで、果たして数ピップスのスキャルがトレードとして成り立つのか。
これについても今後の検証課題としたいと思っています。
スキャルについての実戦動画もありますので参考にして下さい。ご意見おまちしています。